銀行の採用が本格化へ。不動産・建設業界も求人増加
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銀行の求人が増加。M&A、不動産ファイナンスなどでニーズが高まる
銀行の採用が少しずつ本格化しており、先行きに明るい兆しが見えてきました。一部メガバンクのほか、政府系金融機関、信託銀行ほか、各種銀行が採用に動いています。
今後も採用に動き出す企業が出てくる見込みです。ぜひこのチャンスを逃さないよう行動を起こしてください。
特にニーズが高いのがM&Aなどの投資銀行業務や不動産ファイナンス関連。ほか、法人を対象とするポジションの求人ラインナップが増えてきています。不動産関連では、海外物件への投資や、日本国内の物件に対する海外投資家のアレンジなど、グローバルな業務ポジションのニーズがあります。
なお、以前リストラを行った銀行や証券会社では、その反動により、組織体制の整備が必要となっているケースが見られます。こうした補強目的の採用は12月にも行われましたが、その流れが1月も続く可能性があります。 -
審査/リスク/クオンツ関連分野の求人が増加傾向
審査、リスク、クオンツ関連分野の求人が増えています。
金融機関のリスク管理部門のほか、総合商社の審査関連部門、事業会社の財務部門などが採用に乗り出しています。金融機関の審査部での経験ほか、信用リスクまたは金融工学の経験を持つ人にチャンス。 実際、銀行やリース会社での審査経験者の方々が面接に進んでいます。
証券会社では、市場部門でのクオンツ関連業務担当者のニーズが高まっています。 -
リテール部門の採用は、銀行・証券ともに引き続き活発
銀行・証券業界では、リテール部門の採用が引き続き活発です。外資系企業の採用は現在一段落していますが、国内大手証券会社では、即戦力となる経験者を対象としたプライベートバンカーの採用を強化。ほか、準富裕層へのアプローチ強化を目的とする求人も引き続き活発です。
全般的に、対象となるのは、銀行・証券のリテール営業経験者が中心ですが、その他の金融営業経験者にもチャンスがあります。年収アップや格上企業への転職を叶えられる環境です。
個人金融資産の囲い込みは各社の課題。銀行・証券のリテール部門では今後も積極採用が続くでしょう。 -
保険分野では、幅広い職種の求人が1月後半から始動か
保険会社の採用の動きは、昨年末は低調でしたが、1月後半から動き出す可能性が高いため、情報収集を続けてください。代理店営業やバックオフィスなど、幅広い職種の求人が出てくると見込まれます。
一方、損害サービス・損害査定の採用は昨年から継続。異業界出身者も対象としています。 -
M&A人材のニーズが増加。銀行ほか、事業会社、FAS、専門コンサルの求人も堅調
国内中小企業の経営者の高齢化に伴い、事業承継の問題が深刻化。M&Aを含めたコンサルティングニーズが高まる中、各種銀行がM&A人材の強化に乗り出しています。一部メガバンクでは複数名を採用予定。銀行以外でM&Aを手がけてきた方も、経験を生かして銀行に転職するチャンスが生まれています。
銀行のほか、事業会社のM&A担当や、FASのM&Aアドバイザリーの求人も堅調。金融機関はもちろん、一般事業法人でのM&Aやプロジェクトファイナンス経験者のニーズが引き続き高まっています。
専門コンサルティングも積極採用を続けており、証券会社や銀行などでの法人営業、リテール営業のほか、異業種の法人営業から転身するケースも増えています。 -
金融・会計系コンサルティング分野の求人ニーズは継続
金融系・会計系コンサルティング企業や監査法人などの求人は継続しています。分野は、リスクマネジメントに関するコンサル、事業再生関連、M&A関連など。即戦力採用だけでなく、若手の優秀な金融出身者を採用し、育てることを目的とした求人も出てきています。若手採用においても、英語力があると有利です。
また、総合コンサルティングファームにおいて、金融業界担当のニーズが継続。メガバンク出身者を中心に、複数名の採用が継続しています。 -
戦略コンサルタントの求人が活発化。セミナーで独自性を理解するチャンス
企業再生、経営計画の支援ニーズが高まる中、戦略コンサルティングファームの求人が活発化しています。これまで通年で「いい人がいれば選考する」というスタンスだった企業でも、セミナーを開催するなどして積極的な採用活動に乗り出しています。セミナーは各社の独自性を知る機会であり、理解を深めることで面接通過率も上がりますので、ぜひ活用してください。
なお、いずれの企業もグローバルに展開しており、英語力が必須となりつつあります。 -
金融経験を武器に事業会社の経営企画/財務部門へ
金融業界の方は、異業界にも目を向けてみると、選択肢は比較的豊富。さまざまな業種の事業会社の経営企画職や財務職として経験を生かせます。
最近では、海外展開を進める大手ネット企業が、銀行での投資銀行業務経験者を採用しようとする動きもあります。
ほか、複数の大手メーカーが、銀行や大手証券で3~6年程度の経験を積んだ人を対象に経理・財務職を募集。昨年は、銀行でのコーポレートファイナンス業務経験者が通信会社に転職するケースもありました。大手企業による「銀行での法人融資経験者でも可」とする求人も、数は多くないもののコンスタントに出てきています。
また、多様な業種の大手企業が総合職の採用を行っています。金融業界出身者はポテンシャルへの期待が高く、書類選考で比較的有利となるでしょう。
ほか、リサーチ力、分析力を生かし、コンサルティング業界や監査法人で活躍する道もあります。 -
異業界への営業に転身するなら、医療、人材、ネット業界が狙い目
金融業界での営業経験を生かすなら、医療関連業界が狙い目。MR(医薬情報担当者)、医療機器営業のほか、医療分野を専門とする人材紹介・派遣会社の営業・コーディネーター職は、業界経験不問の求人が豊富です。
「安定感のある大手企業が多い」「給与水準が落ちない」「富裕層とのコミュニケーション経験が生かせる」「景気に左右されない」「人の命にかかわる仕事のため社会貢献を感じられる」といった点に魅力を感じ、金融業界からも転職する人が増えています。
また、ネット業界の成長企業もポテンシャルを重視した採用を実施。特定の型や規制に縛られた金融営業に物足りなさを感じ、ネット業界のアカウントプランナーなど自身のアイデアを提案できる営業に転身する人は少なくありません。
また、金融業界の経験を生かし、人材会社のヘッドハンターなど、転職をサポートするコンサルタントに転身するケースも見られます。
それ以外の業界・職種についても、金融業界出身者に対し、ビジネスマナーやポテンシャルの面で期待する事業会社は多数あります。 -
不動産業界では、マンション管理求人が増加。ビル管理分野も堅調
分譲マンション管理のフロントスタッフの求人が増えています。複数の大手系不動産管理会社が募集中。有資格者の方はこのタイミングを逃さず、行動してください。
自社ビルを運営する中小規模の会社からは、プロパティマネジメント経験者の求人が出てきています。年齢層が高くなった企業では、次世代を担う若手を求める傾向が見られます。
ほか、全般的には、ビル管理・運営分野で採用意欲が高い企業が目立ちます。ビル管理会社や通信関連サービス企業では、データセンターの設備管理のニーズもあります。
大手デベロッパーでは、既存物件に対して稼働率を高めるための改修に注力。系列のビル管理・メンテナンス会社のほか、「低価格」を武器とする独立系プロパティマネジメント会社などが積極採用を行っており、特に設備関連の経験者にはチャンスが豊富です。
一方、中小の不動産会社では、中古物件を仕入れて手を加え、自社で管理あるいは転売する動きが目立ち、仕入れ担当者の採用意欲が高まっています。
また、売買仲介やマンション販売の営業求人も堅調。大手から中堅企業まで、営業経験者を対象とした求人が出てきており、中には出身業界不問の求人もあります。
ほか、出店拡大を進めるコンビニチェーンでは、店舗開発職を求めています。 -
アセットマネジャーの求人が堅調。物流施設、海外案件担当の募集も
アセットマネジメント会社の求人は堅調で、複数企業が即戦力となるAM経験者を募集しています。
最近では、倉庫など物流関連施設を扱うAMの求人が出てきました。安定した環境で働きたい人はご注目ください。
また、外資系ファンド会社や海外のファンド案件を受注している国内ファンド会社では、海外のファンド物件のAM経験者を求めています。 -
ハウスメーカーが営業職を大量採用。住宅ローン取扱経験者のニーズも
注文住宅の営業職求人が活発です。
全国展開している大手ハウスメーカー複数社が、数十名~数百名規模の採用を行っています。業界経験がなくても、営業経験や販売経験があれば応募可能。ハウスメーカーなどで住宅ローンの取り扱いを経験してきた人にもおすすめです。勤務地も全国にわたり、幅広い人にチャンスがあります。
応募~転職を果たした皆さんからは「一生に一度の大きな買い物に対して提案できることにやりがいを感じる」という声が聞かれます。 -
建設業界では施工管理のニーズ大。無資格でも選択肢が広がる
建設業界では、施工管理職のニーズがひっ迫しており、さらに求人が増加。耐震補強や改修工事を手がける企業などから新たな求人が出てきています。資格を持っていない方でも、転職先の選択肢が広がってきました。
建築から設備へ、設備から建築へ…など、分野をまたいだ転職も可能。「幅広い経験を詰める環境」「耐震・免震など、今後市場で必要とされる技術」を手に入れるチャンスです。
一方、地域に根ざして業績を伸ばしている工務店も、引き続き施工管理の採用に意欲的。マンションの維持管理や戸建て住宅の施工管理、マンション建て替えのプランニングの求人も見受けられます。
建設業界は震災後の復興に大きな役割を担います。今後、政府の方針にもとづいて事業計画が固まれば、新たな人材ニーズが出てくる可能性があります。動向にご注目ください。
一方、中国でプロジェクトを推進する大手ゼネコンでは、中国勤務(上海・北京など)の施工管理職を求めています。語学力は不要で、年齢にかかわらず門戸が開かれています。 -
メーカーや金融機関が建築士・設備担当者を募集。コンビニや大型店舗の建築管理も
設備の内製化を進めるメーカーでは工場の設備管理や増改築担当者のニーズがあります。最近では、精密機械や電子機器などの大手メーカーの建築部門から求人が出てきました。
また、大手金融機関でも、自社ビルの運営・改修計画にあたり、一級建築士や設備のスペシャリストを対象に管財部門担当者を募集しています。
一方、店舗の建築管理の求人も多数。大手飲食店、インテリア専門店、大型商業施設、コンビニなど業態は多様。大型店舗を手がけたい人にとっても、複数の選択肢があります。 -
キャリアアドバイザー日下部のココだけの話
1月は、新年度を迎えた外資系企業の採用計画が動き出すなど、求人が増える時期です。一方、国内大手企業では3月頃になると中途採用活動が鈍化し、5月にかけて新卒採用にシフトする傾向があります。外資系、国内系いずれを狙うにしても、1~2月は選択肢が多く、集中して活動するには適した時期といえます。
最近は、英語力を必須とする求人も増えています。2011年には、総合商社や大手メーカーの総合職採用が活発化しましたが、TOEIC®スコアを更新していなかったがために応募書類を提出できず、断念した方が多数いらっしゃいました。チャンスが訪れたときにすぐに行動できるよう、早めに受験の申込みを済ませておいてください。
金融スペシャリストの採用では面接が5次まであるケースも多いのですが、3~4次まで進んで不採用となるケースが多発しています。企業の目は想像するよりシビアですので、油断せず、しっかり対策を練ることが大切です。
リクルートエージェントでは、過去の選考事例などをベースに、その企業が面接でどんなポイントに注目しているかをつかんでいます。キャリアアドバイザーの情報をうまく活用してください。独自の強みをどのようにプレゼンテーションすればいいかについても、アドバイスいたします。





