資産運用やネット銀行の採用が活発化。不動産仲介の求人も復活
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【今週の求人市場動向】体制強化を急ぐ、生命保険(8/26)
生命保険会社の資産運用や財務関連部門での採用意欲が旺盛である。 保険会社の財務の健全性を測るソルベンシーマージン比率の基準が2012年3月期決算から厳格化されるため、対応を急いでいることが背景にある。昨年から組織再編を進めていて人員不足感の大きい外資系保険会社からのニーズが特に強い。
保有する資産の価格変動リスクの見積もり方も従来の約2倍になるとも言われており、保険数理分析や新基準に合わせた会計処理、資産運用リスク分析などが出来る人材に対するニーズは今後も高くなりそうだ。 -
金融業界の求人件数は増加傾向。投資関連の求人を中心に増加
金融業界の最新求人数は全体で約1,173件で、8月だけで見ても217件の新規求人がリクルートエージェントには届いている。(8月26日時点)。金融専門職求人は459件で、M&Aアドバイザリーやストラクチャードファイナンスなど投資関連業務の求人が185件。ファンドマネージャーやディーラーなど運用関連業務は130件となっている。特に増加しているのは銀行営業や戦略コンサルタント求人など。また、バックオフィスやアクチュアリーの求人も増加傾向にある。
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資産運用分野では外債経験者のニーズがさらに高まる
資産運用分野では、外債のトレーダー、ファンドマネージャー、アナリストの求人が増えています。
保険会社における運用比率の自由化、ギリシャの財政危機による金融市場のパラダイムシフトなどを背景に、外債に力を入れる企業が増加。国内の投資信託会社、投資顧問、銀行、証券会社が外債運用経験者の採用を強化しており、比較的経験が浅い人も受け入れられます。格上企業への転職や年収アップを叶えるチャンスといえるでしょう。
実際、銀行で外債トレーディングを経験した方が、より専門性を深めたいという希望から運用会社に転職を果たしています。 -
企業再生分野では専門コンサル、監査法人が採用活動中
企業再生分野でも採用が動いています。専門のコンサルティングファームや監査法人が企業再生コンサルタントを募集。外資系プライベートエクイティファンドからはアナリストおよびアソシエイトの求人が出てきています。2年程度以上のM&A経験者、会計士、戦略コンサルティングファーム出身者を採用のターゲットとしています。
実際、メガバンクの総合職から専門コンサルティングファームに転職を果たす事例も出ています。
企業再生分野のトップクラス企業で高度なノウハウを身に付けたい方には大きなチャンスといえるでしょう。 -
外資系金融機関では、動き出した求人が再び停滞へ
外資系金融機関の採用は、上半期、一部の職種で薄日が差しました。日本におけるドメイン毎の強みを生かして補強するニーズや欠員補充など、多様な採用背景から複数の求人が出てきました。しかし、7~8月にかけては採用の動きが鈍り、再び停滞感が漂っています。今後の動向を観察し、情報をタイムリーにつかんでください。
たとえば、富裕層およびアッパーミドル層向けのプライベートバンク業務、金利・債券部門のトレーダー・クオンツリサーチ・クレジットアナリスト、マーチャントバンク部門でのコーポレート戦略投資に携わる分析や、IRRなどのモデリング業務などの求人は今後再び動き出す可能性があるでしょう。 -
生損保の求人が堅調。新興ベンチャーやネット銀行の採用も
金融業界ではバックオフィスを強化する動きがあり、求人件数が伸びてきています。生保・証券会社をはじめ、一部銀行でも採用を開始。経験があり、早いタイミングで入社できる人が有利です。
損害保険会社では、カスタマーからの問い合わせ電話に対応するスタッフの採用が進んでいます。
ここのところ活発だった銀行/生命保険のリテール営業の採用は、やや落ち着いてきました。採用予定数が充足しつつあり、選考のハードルが上がっています。ただ、営業力をアピールできる人はまだ可能性がありますので、転職を考えるなら早めに活動することをおすすめします。
保険分野では、直販のリテール営業求人は終息しつつありますが、代理店の求人は増えています。ホールセラーの採用も継続しています。
ほか、FX関連の新興ベンチャーからは、リテール営業やディーリングスタッフの求人が出てきています。
流通業界から金融業界に参入した企業やネット銀行の採用も堅調が続いてきましたが、このところさらに活発化。営業のほか、サービス企画やアライアンス交渉などの求人もあり、銀行の法人営業経験が生かせます。 -
金融以外のキャリアの選択肢も多彩。総合商社の投資事業、事業会社の財務/経営企画など
金融業界の方は、異業界にも目を向けてみると、選択肢は比較的豊富といえます。
総合商社の投資事業のほか、さまざまな業種の事業会社の財務/経営企画職などとして経験を生かすことができます。特に、金融機関でM&A経験がある方は高く評価されます。
また、リサーチ力、分析力を生かし、コンサルティング業界や監査法人で活躍する道もあります。
営業経験を生かすなら、医療業界が狙い目。安定感のある大手企業が多い、富裕層とのコミュニケーション力が生かせる、給与水準が落ちない、などの点で、金融業界出身者にフィットする選択肢といえます。
また、ネット業界の成長企業もポテンシャルを重視した採用を行っており、金融業界から転身する方も多く見られます。
それ以外の業界でも、金融業界出身者に対し、ビジネスマナーやポテンシャルの面で期待する企業は多数あります。最近では、さまざまな業種の大手企業、成長企業が総合職採用に乗り出す動きが見られます。最近では、大手総合食品メーカーや特定領域で世界トップシェアを持つ材料メーカー、ブランド力の高い学校法人などが募集を行いましたが、やはり短期間で多数の応募があり、すでに選考段階に入っています。
こうした求人は人気が高く、1週間~2週間ほどで応募が締め切られることもあります。こまめな情報収集とすばやい決断、行動をおすすめします。 -
不動産業界ではPM関連の採用が活発。仲介の求人も増加へ
大手デベロッパーでは新規開発を縮小・凍結する一方、既存物件に対して稼働率を高めるための改修に注力しています。系列の管理・メンテナンス会社のほか、コンサルティング力を武器とする独立系プロパティマネジメント会社などが積極採用を行っており、特に設備関連の経験者にはチャンスが豊富です。
中でも、財閥系のプロパティマネジメント会社が大量採用に乗り出しており、不動産・建設業界の経験がなくても建築や電気の知識があれば応募可能です。
既存物件を活用した収益向上を図る企業では、リーシングの求人もあります。
営業系では、仲介分野の求人が復活し、徐々に求人件数が上昇しています。小売業界で出店ペースが回復しているのを背景に、店舗開発職の求人も出てきています。
建設業界では、地域に根ざして業績を伸ばしている工務店が施工管理の採用に意欲的。マンションの維持管理や戸建て住宅の施工管理、マンション建て替えのプランニングの求人も見受けられます。
また、製造業では、コスト削減のために設備の内製化を進めており、工場の設備管理や増改築担当者を求めています。 -
キャリアアドバイザー中川のココだけの話
「顧客の役に立つ営業ができない。営業を辞めたい」という悩みを抱えている方が多く見られます。扱う商材を変えたり、営業スタイルが異なる企業に移ることで、営業の仕事にやりがいを見い出せる可能性があります。





