アプリ、インフラともに採用が活発化。ネット分野もニーズ大
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アプリ分野では、大手SIer、独立系中堅SIerが採用始動。金融案件も増加
アプリケーション分野では、しばらく採用を凍結していた大手・準大手SIer、ITコンサルティングファームが少しずつ動き始めています。特に目立つのがSAP導入経験を求める求人。新規システムへの入れ替えや追加、カスタマイズなどの案件増加を背景に、即戦力採用が動いています。SAPの運用・保守、データベースの経験者の求人もあります。
ユーザー系SIerは5~6月に活発な採用が行われましたが、7~8月は落ち着いています。採用枠が1~2名で、人気が高く応募者が多いため、早々に枠が埋まり、求人がストップしてしまう傾向にあります。たとえば7月には、メーカー系SIerが採用枠1名の求人を出し、約1週間で50名ほどの応募がありました。
社内SEの求人は、若干ですが増えてきました。生損保会社や大手電機メーカーからも社内SE求人が出てきています。リーダーやマネージャー経験があり、交渉力や調整力を身につけた人を求める求人が中心で、英語力やSAP経験があれば有利です。特にWeb関連の企画、開発経験者のニーズは強く、SIerから転職するチャンスもあります。
求人が増えてきているとはいえ、ほとんどの求人の採用枠は1名。しかも、社内SEの求人案件は人気が高く、1名枠に100~200名の応募が集まることも珍しくありません。求人が出てから3日~1週間ほどで応募が締め切られることもありますので、少しでも興味のある求人を見つけたら、即応募してください。 -
インフラエンジニアは、大手や大規模案件の求人が増加。金融、ネット分野の採用も活発
インフラエンジニアを求める企業が増えてきています。大規模案件や大手企業関連の案件など、魅力的な求人が増えていることも特徴で、たとえば、大手総合電機メーカーや大手ネットワークベンダー、大手SIer系列のインフラ専門会社などの求人が出てきています。
全般的に、設計・構築の経験者には選択肢が豊富な環境。要件定義および運用設計までの経験、PM・PLの経験、仮想化技術の経験などがあれば、さらに可能性が広がります。
一方、スキルが浅くてもチャレンジできる求人もあります。総合電機メーカーの案件を多く手がける某開発会社では、ネット企業出身で技術に親和性のほとんどない30代の方が、「人柄」「成長の可能性」「将来ビジョン」が評価され採用に至りました。
社内SEの求人も出てきました。景気悪化により中断していた開発案件の再開、合併に伴うシステム統合などを背景に、証券、生損保、ネット銀行など、複数の企業でインフラエンジニアの採用意欲が高まっています。
社内SEについては、求人が増えてきたとはいっても、採用枠が1名というケースがほとんど。しかも、社内SEの求人案件は人気が高く、1名枠に100~200名の応募が集まることも珍しくありません。求人が出てから3日~1週間ほどで応募が締め切られることが多いので、少しでも興味のある求人を見つけたら、即応募してください。
ネット関連企業からのニーズも引き続き高水準。LAMP経験のある人が有利ですが、UNIXのみの経験で応募できる案件も多数あります。SIerからネット企業に転職するケースも増えており、その方々からは「面接に行ってみて面白そうだと思った」「技術にコストをかけられる」「新しいものを取り入れられる」といった声が多く聞かれます。 -
ネット分野では、LAMPエンジニアのニーズ大。未経験者の採用も
ネット分野の採用は引き続き活発。SNSやモバイル向けサービスを展開する企業が採用に意欲的で、LAMP(=Linux、Apache、MySQL、PHP、Perl)エンジニアを強く求めています。中には数十名規模の大型採用を実施している企業もあり、採用セミナーの開催も増えています。技術力のみで勝負できる求人が多数あり、ネット業界での経験がなくてもSIerなどでWebシステムに携わっていた人なら歓迎されます。たとえば、特定領域に特化した検索・比較サイトを運営する大手企業が、7月にSI出身者を対象とした採用セミナーを開催しました。
また、Webの業務経験がなくても、自宅でサーバを立てる・PHPを学ぶなどしていた若手も対象とする求人が出始めています。実際、大学卒業後1年ほどアルバイトをしながらPHP、Androidを自主学習していた人が、ネット企業のWebアプリ開発求人で採用された例があります。
ネット業界各社には、技術を極めていくキャリアパスを用意する体制が見られます。年齢を重ねても技術を中心にキャリアを積んでいきたい人にはおすすめです。ネット分野に転身する場合、選考ではいかにネットに興味があるかが確認されています。応募先企業のサービス内容を十分研究して臨みましょう。LAMPのうち経験がないものがあれば、独自で勉強しておくことをおすすめします。 -
モバイル分野では、オンラインゲーム関連の求人、外国語能力を求める求人が増加
オープンプラットフォーム化を背景に、大手からベンチャーまで幅広い企業が、モバイル向けを中心としたオンラインゲームのアプリケーション開発に参入。スマートフォンに対応するサービスの開発も活発化しています。
また、モバイル分野では海外展開も活発。海外で現地メンバーをマネジメントできる人材を求める企業も増えており、英語力のあるエンジニアが重宝されます。中国語や韓国語もできればチャンスはさらに広がります。 -
Webデザイナー/ディレクター/プロデューサーの求人も堅調
ECサイトの運営あるいは制作などを手がける企業を中心に、Webデザイナー/Webディレクター/Webプロデューサーの求人が堅調です。Web分野では、コンサルティング~制作~運用までの一貫サービスを提供する会社が好調で、大量採用を行っています。
特に、大型サイトで仕様書作成やスケジュール管理などを手がけ、多くのスタッフをとりまとめた経験を持つディレクターが求められています。
最近では、ECサイトの構築経験を持つディレクターが制作会社からメーカーのWeb担当に転職したり、中小の事業会社から大手に転職する事例も見られます。
経験分野が狭い方でも、ピンポイント求人にぴったり当てはまればスムーズな転職活動が可能です。粘り強く求人を探してみてください。
また、全般的にモバイル経験者のニーズが高く、何らかのコンテンツビジネスを立ち上げて売上を伸ばした経験がある人は引く手あまたです。なお、Web経験者がモバイル分野に移ることもまだ可能ですが、モバイル分野の経験者も増えつつあるため、キャリアチェンジを図るなら一刻も早く行動してください。
スマートフォンや電子書籍など、新分野に関わる求人も出てきています。拡大が見込める上、経験者がまだまだ少ない分野なので狙い目といえるかもしれません。 -
キャリアアドバイザー江川のココだけの話
転職を実現している方のデータを見ると、平均20社以上に応募しています。アドバイザーとの面談から最初の書類選考通過までの期間も短くなる傾向にあります。スピードを意識して、なるべく多数の企業に応募することが転職成功の秘訣です。





