求人件数がさらに増加。年度末に向けて採用活動が活発に
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アプリ分野の求人件数が上昇。開発経験のみでも応募可能な求人も増加
アプリケーションエンジニアの求人件数は引き続き増加。年度末に向けて採用が活発化しています。
特に意欲が高いのが2次・3次請けSIer。複数名の追加採用を行う企業が多いほか、ここ数年採用活動を中止していた企業が1~2名枠の求人を再開する動きも見られます。2次・3次請けSIerでは、開発経験のみでも応募できる求人が増えており、幅広い人にチャンスが広がっています。また、ITコンサルも引き続き積極的です。
ただし、採用予定数が充足に向かうにつれて選考ハードルが上がっていくと考えられますので、早めに行動を起こすことをおすすめします。
ユーザー系、メーカー系の求人も、数は多くありませんがコンスタントに出てきています。多くの場合、採用枠が1~2名程度、しかも人気が高いので、すぐに枠が埋まります。書類の準備、選考対策を進めておき、求人が発生したらすぐに応募するようにしてください。
金融関連もニーズは堅調。銀行、証券、保険会社のほか、1次・2次請け企業の求人もあり、金融システム経験者にとっては選択肢が豊富な環境です。
また、最近では、海外に進出している企業が、新規システム構築や運用オペレーションの改善に伴い、英語力を持つエンジニアを求める傾向が強くなっています。 -
SIerでもWeb系経験者のニーズが高まる
SIerでは、ネット分野・モバイル分野でサービスを展開している企業の下請けとして案件を受注するケースが増えており、SIであるものの、ネット・モバイルの経験がある方を求める企業も目立つようになってきました。
C、C++、.NET経験者の求人も少しずつ増えています。 -
ネット系エンジニアの求人は、ソーシャルアプリ分野が中心に
ネット分野では、昨年、Webサイト構築、メディア関連、ECなど多様な求人が動きましたが、採用予定数の充足に伴い、最近は落ち着きつつあります。今、活発なのはソーシャルアプリ分野。各社、採用枠を拡大しており、ソーシャルアプリの開発経験がなくても、学ぶ意欲があればチャンスがあります。ソーシャルゲーム関連の求人も多数。既存のゲームの開発経験者も歓迎され、アプリ系からWeb系に移行する転職者も見られます。
ほか、広告配信システム関連の求人も豊富です。
ニーズが高いJavaに加え、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP、Perl)、Ruby言語の経験者は引く手あまた。EC分野では、PHPのほか.NETの経験者の求人もあります。
大手企業では、選考の目は厳しいものの、ポテンシャルも評価しています。スピーディなキャッチアップ力、積極的な行動力、自主的に学ぶ姿勢をアピールしましょう。
一方、エンジニアを統括するプロジェクトマネージャーなどのポジションの求人も出てきています。
ベンチャー企業の採用でも目線が厳しくなりつつありますが、自分でアプリ作品を制作してプレゼンするほか、スピーディな対応力やストレス耐性が認められれば、受け入れられます。大手企業の下請け企業、あるいは大手企業にアプリを提供している企業で経験を積むことで、いずれ大手への門戸が開かれる可能性があります。
なお、ネット業界での経験がなくてもSIerなどでWebシステムに携わっていた人を歓迎する企業も多数あります。 -
スマートフォン向けアプリの開発求人が活発
スマートフォン関連の求人が活発。今後も求人が増えると見込まれます。スマートフォンを手がけた経験がなくても、LAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP、Perl)経験があれば応募可能な求人も増えてきました。Androidの経験者を求める企業も多数見られます。
大手企業では、経験者を対象とする傾向が強くなってきましたが、新規参入を狙うベンチャー企業では、趣味レベルの経験でも受け入れられるケースがあります。さらにハードルが上がる前に行動を起こし、経験を積んでおくのが得策といえそうです。
ベンチャー企業の採用においても、今後は経験者を求める傾向が強くなるでしょう。未経験からモバイル分野に移るなら、少しでも早く行動することをおすすめします。
なお、この分野は市場が急成長を遂げただけに、残業の多さなど労働条件が厳しい傾向が見られました。しかし、最近ではワークライフバランスを重視し、残業に制限を設けるなど、働く環境の改善に取り組む企業も増えています。
また、海外展開も活発化。海外で現地メンバーをマネジメントできる人材を求める企業も増えており、英語力のあるエンジニアが重宝されます。英語に加え、中国語や韓国語もできればチャンスはさらに広がります。 -
インフラエンジニアの求人がさらに増加。経験が浅い人にもチャンス
インフラエンジニアのニーズは引き続き高水準。全般的に選考のハードルが下がっており、経験が浅くても人柄やコミュニケーション力が評価され、採用に至るケースが増えています。
特に中堅SIerからの求人が増加。商社、通信キャリア、ケーブルテレビなど、さまざまな事業会社の系列のSIerが採用を行っています。採用枠を拡大する企業も多数。しばらく採用を凍結していた企業が、採用を再開する動きも見られます。
ほか、大手企業やベンダーの採用活動も堅調。大手SIer、ソフトメーカー、ハードウェアベンダー、ネットワークベンダー、精密機器メーカーの子会社など、求人企業の顔ぶれは多彩です。ITコンサルティングファームも引き続き積極的です。
ユーザー系SIerの求人も堅調で、大手電機メーカー系列企業などが採用を行っています。全般的に、設計・構築の経験者には選択肢が豊富。要件定義~運用設計、PM・PL、仮想化技術の経験があれば有利です。クラウド、仮想化案件の増加に伴い、VMwareなど仮想化製品経験者のニーズもさらに高まっています。
サーバーやネットワークエンジニアにとどまらず、データベースやストレージなどの求人も増えてきています。
また、震災以降、ネットワークインフラの見直しが進んでおり、ネットワーク関連のニーズも今後高まりそうです。 -
ネット関連企業でのインフラエンジニアのニーズも堅調
ネット関連企業でも、インフラエンジニアのニーズは引き続き高水準。LAMPエンジニアに限らず、対象枠が拡大しています。これまではLinuxの経験を求める求人が中心でしたが、UNIXやWindows経験でも可とする求人が増えてきました。
SIerからネット企業に転職するケースも増え、「面接に行ってみて面白そうだと思った」「技術にコストをかけられる」「新しいものを取り入れられる」「大規模な基盤構築に携われる」といった声が聞かれます。 -
インフラ分野では、運用・構築のみの経験でもチャレンジ可能な求人が増加
採用意欲がさらに高まっているインフラ分野では、運用・構築のみの経験で応募できる求人が増えています。
たとえば、あるネットワークインテグレーターでは、案件受注の増加に伴い、運用・構築経験者を対象に増員募集を行っています。データセンターなど、自社サービスを手がける企業からの求人もあります。
以前は設計・構築経験者のみを対象にしていた企業が「運用経験でも可」と基準を下げるケースも増えており、実際に運用・監視のみの経験で大手独立系SIerから内定を得た事例も。2次・3次請けSIerから大手外資系メーカーに転職を果たしたケースや、ポテンシャルを評価され、内定を得るケースも見られます。
また、スキルレベルだけでなく、社会人経験年数などの面においても条件緩和が見られ、門戸が広がってきました。経験豊富でなくても、資格を取得したり、自宅でサーバー・ネットワークを構築したりと、自己学習に取り組んでいる人にはチャンスがあります。
ただし、募集枠が埋まり次第、受付を終了する可能性もありますので、気になる求人を見つけたら早めにご応募ください。 -
社内SEの求人は、インフラ・アプリともに堅調
社内SEの求人が堅調。しばらく前までインフラエンジニアを対象とするものが中心でしたが、アプリ系の社内SE求人も復活してきています。
インフラ系社内SE求人は、金融、医療、建設、不動産、製造、流通など、さまざまな業種から出てきています。ポジションも、「企画」などの上流工程から現場でのトラブル対応など多様。海外拠点を持つ企業では、英語力も必要となります。社内システムの内製化が進んでいることもあり、技術力を重視。ベンダーのコントロールができる調整力、交渉力を持つ人が評価されます。
アプリ系社内SEの求人企業も、業種や規模は多様。製造業や流通業などの販売管理・在庫管理の業務知識を持つ人は有利です。業種問わず、会計系に強い方にもチャンスがあります。Webサイト、ECサイトの構築経験を求める会社も増えているほか、社内ヘルプデスクの求人も見られます。
いずれにしても、社内SEは多くの場合、採用枠が1名。人気が高く、すぐに100名規模の応募が集まることも珍しくありません。求人が出て1週間以内に応募が締め切られることも多いので、情報収集を継続し、興味のある求人を見つけたら即応募してください。 -
Webプロデューサー、ディレクター、デザイナーの求人が増加
Webプロデューサー、Webディレクター、Webデザイナーの採用が活発。大手制作会社の求人が増えており、コーポレートサイト、ECサイト、キャンペーンサイトなど、さまざまな経験を生かすチャンスがあります。一から構築した経験がある方は、特に重宝されます。
大手Webサービス会社では、既存サイトの改善やスマートフォン対応を背景に、Webディレクターを募集中。メンバーからリーダーまで幅広いポジションを求めており、制作会社出身者にも門戸を開いています。
また、ソーシャルゲームで好調なモバイル向けサービス会社では、Webデザイナー数十名を募集しています。
特にソーシャルメディアのプランナーのニーズが高まっており、EC関連の経験もあればなお有利。アクセス解析のスペシャリスト、SEO、SEMコンサルの求人もあります。
一方、事業会社では、メディアを持っていても収益化に至っていないという課題を抱える企業が多いことから、改善策を提案・実行できる人材を求めています。
いずれの業態、職種も、収益化・会員数アップなどの数値実績が問われます。開発業務に関する知見や、個人的にソーシャルメディアを使いこなしてきた経験もアピールポイントとなります。 -
スマートフォン向けWebデザイナーのニーズ大。大手の大量採用も
Webデザイナーは、スマートフォン対応の求人が増えています。
大手ネット広告企業では、新事業の立ち上げに伴い、スマートフォンを手がけるクリエイター数十名を募集しています。興味がある方はすぐにでも行動してください。
ほか、スマートフォン向けにユーザーインターフェース設計のニーズが高まっています。ユーザビリティを意識したデザインを極めていきたい方にとって、ふさわしい求人がありますのでご注目ください。この分野でのデザイン経験者はまだまだ少ないため、今ならWebサイトからスマートフォンサイトへのシフトも可能。また、Web制作会社から自社サービスを展開する企業に移り、より大きな裁量権を持って働くことも可能です。 -
キャリアアドバイザー山副のココだけの話
「4月1日入社」を見すえた求人が増えています。企業に在籍中の方が4月1日入社を目指す場合、2月半ばには内定を獲得し、退職交渉に入る必要があります。1~2月は短期集中で活動するスケジュールを組み、すぐにでも行動を起こしてください。インフラ分野では経験が浅い人にもチャンスが訪れています。一方、アプリ分野は求人が増加しているものの、4月以降の採用動向は不透明です。この波を逃さないよう、積極的に動くことをおすすめします。
なお、今後の動きとして、海外に拠点を持ち、海外独自のプラットフォームを構築していた企業が、日本のプラットフォームと共通化してリニューアルを図る動きが活発化しそうです。それに伴う求人が、インフラ/アプリ分野ともに出てくるでしょう。英語力があり、グローバルなプロジェクトを手がけたい方はぜひ注目してください。






