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転職マーケットレポート



経済評論家・山崎元の月例経済観測

経済評論家 山崎 元 氏
経済評論家  山崎 元 氏
中国成長のメリット (2010年3月4日更新)

日本の景気回復は遅れているが、それでも生産はピーク時の8割程度まで戻った。在庫の水準も軽い。景気回復の過程にあることは、どうやら確かだ。雇用や消費の回復もあと少しという段階だ。いわゆる景気の「二番底」は遠のいたのではないだろうか。
景気回復の牽引車は、中国をはじめとする新興国の成長に伴う需要だ。中国の国内総生産(GDP)は、今年、日本を抜くだろう。中国の成長率は昨年の7-9月期が9.1%、10-12月期は10.7%(いずれも年率)の高率だ。都市部への労働人口の流入などから見て、当面は8%成長くらいが当面の「平均ペース」との見方が多い。仮に8%の成長ペースとすると、約9年で2倍になる。つまり、9年後には現在の日本経済と同じ規模の経済圏が隣に出来る。中国以外にもアジアの新興国は成長しており、日本企業の大きな市場だ。日本は近隣に「天然の成長戦略」が存在するといってもいい恵まれた立地にある。
こうした状況を受けて、多くの企業が、外国人も含めて、特に中国に強い人材の採用意欲を高めている。中国語習得は、過去の英語習得と同じかそれ以上の価値を持ちそうだ。

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