転職のリクルートエージェント > 転職成功ガイド > 特別インタビュー 階段を一歩上るとき > スポーツジャーナリスト  前園真聖

・階段を一歩上るとき
・スポーツジャーナリスト
・前園真聖
・原点に戻って自分と向き合えば必ず答えは見つかる

  • 引退を表明。サッカー解説、ビーチサッカーなどに挑戦
    引退を表明。サッカー解説、ビーチサッカーなどに挑戦
    韓国Kリーグ仁川ユナイテッド退団後、セルビアのベオグラード入団テストを受けるも本契約にいたらず、引退を決意。サッカー解説者としてだけでなく、「ZONOサッカースクール」で少年指導、ビーチサッカーにも挑戦。

    骨折のリハビリ生活から得たボールを蹴る喜び

    サントスFCを離れた後はいくつか海外のクラブをまわっていたのですが、27歳のとき、ベルマーレの監督になった加藤久さんに声をかけてもらい、日本に復帰しました。その前の半年はブラジルで移籍先が決まらず、試合からすっかり離れていました。海外でサッカーを続けたかったけれど、自分を必要としてくれるなら、改めて頑張ってみようと思い、帰国することを決めました。 翌年ベルマーレからヴェルディに戻った後、試合中に初めて骨折してしまいましたが、約1年間の地道なリハビリの後、韓国のKリーグにも挑戦しました。

    韓国ではそれなりに存在感も残せたと思うんですが、徐々に一番いい自分のプレーができなくなっていくのがわかりました。自分の中では「それならばプロとしてやる意味がない」と引退しようと思いながら、練習に行くと楽しくて「まだ良いプレーができる」と自分の可能性に期待する日もあれば、どうやってもイメージ通りにできない日もある。そんな日々をずっと繰り返してたんです。悩んだ末、32歳で引退を決めました。

    32
  • 壁にぶつかって越えようとすることでしか前に進まない

    今でも気持ちは「現役」。スポーツ番組の解説をやっても選手目線で見てしまうし、少年サッカーの指導やビーチサッカーをしていても、常に現役の気分です。「監督をやりたい」って心から思えたら監督をやるかもしれないですけれど、まだ先のことはわかりません。今は日本の子どもたちにサッカーの楽しさを広めたいと思って全国を回っています。

    僕はこれまで何度も壁にぶち当たりながら、自分が納得できるまで、何とか乗り越えようと努力して生きてきました。だからこそ、自分が本当にやりたいことが見えてきて、前に進んでいけたと思っています。失敗を恐れずにぶつかり、チャレンジしていく。そうやっていく方が身になることが多いと信じています。

    結局、僕の原点にあるのは、「サッカーが大好きだ」という思いなんです。そこを見失いそうになったら、環境を変えてリセットして、自分自身の心と向かい合って取り戻してきた。どんなに悩んでも、自分の中に答えはきっとあります。原点に戻ることさえできれば、誰でも、何度でもやり直しはできるし、自分の信念を見つけ、貫くこともできるはずです。

「前園真聖」の階段と足跡

  • 19歳
    鹿児島実業高校からフリューゲルスに入団。憧れのアルゼンチンに留学。
  • 23歳
    U-21日本代表のキャプテンとしてアトランタオリンピックに出場。
  • 25歳
    ブラジルのサントスFCに移籍。サッカーに集中し、ヴェルディ時代のスランプを乗り越える
  • 29歳
    骨折で1年のリハビリ生活。ボールを蹴ることができる喜びから再びサッカーへの意欲を取り戻す
  • 32歳
    半年間悩んだ末、自分にとっての最高のプレーはもうできないと判断し、現役引退を決意
前園真聖

前園真聖Masakiyo Maezono

1973年、鹿児島県生まれ。鹿児島実業高校を卒業後、横浜フリューゲルスに入団。五輪日本代表のキャプテンとして28年ぶりのオリンピック出場に貢献。1996年、アトランタオリンピックでブラジルを破り、サッカーファンのみならず幅広く注目を浴びた。その後、ヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)、ブラジルのサントスFC、ゴイアスFC、帰国して湘南ベルマーレ、東京ヴェルディ、韓国の安養LGチータース、仁川ユナイテッドと渡り歩き、2005年5月に引退を表明。スポーツジャーナリストとして活躍する傍ら、「ZONOサッカースクール」などで少年サッカーの普及指導にあたり、2009年にはプロビーチサッカー日本代表に選出され、ビーチサッカーワールドカップにも出場。
zono.net
http://www.zono.net/

取材後記
取材と撮影に集まった初対面のスタッフに終始フレンドリーだった前園さん。誰にでも明るくオープンに心を開き、自分の気持ちを偽ることなく、まっすぐ正直に生きてきたことが伝わってきた。▼それ故に、周囲からの誤解やバッシングもストレートに受けてきたのかもしれない。▼苦しくなると周囲の雑音を遮断してサッカーに集中し、自分自身と向き合って原点に戻るスタイルは、迷い多きビジネスパーソンの参考ともなるはずだ。本当のモチベーションは、誰かに言われて上がるものではなく、その人の「これが好きだ」という原点にあることを教えられた気がした。▼アトランタ五輪で日本中を沸かせた後、実力を十分に発揮する時間より、むしろ世界を求めてチーム探しに翻弄された時間が長かったかにも見える。いく度も立ちはだかる壁にぶつかりながらチャレンジを続けた前園さんの姿には、後悔のない清々しさがあった。

特別インタビュー 階段を一歩上るとき

  • 平尾誠二
    平尾誠二
    神戸製鋼ラグビー部 ゼネラルマネージャー兼総監督
    2011年3月24日更新
  • 岡田武史
    岡田武史
    日本サッカー協会理事
    2011年6月16日更新
  • 川口淳一郎
    川口淳一郎
    宇宙工学者
    2011年9月22日更新
  • 池井戸潤
    池井戸潤
    作家
    2011年12月22日更新
  • 乙武洋匡
    乙武洋匡
    作家
    2012年3月29日更新

最新の転職マーケットを熟知したキャリアアドバイザーがあなたの状況に合わせて、転職をサポートします。

転職支援サービスに申し込む【無料】