- リクルートエージェント(以下RA):
- 現在、ハイブリッド自動車用電池のどういった業務を手掛けていて、どんな点にこだわりを持って取り組まれているのですか?
- プライムアースEVエナジー 坂本弘之(以下 坂本):
- 私はハイブリッド自動車用の電池の材料開発を担当しております。お客さまのニーズにお応えできるよう、例えば、電池の出力特性、温度特性、寿命特性、コストなど、さまざまなご要望を満たすために、新たな材料を見つけ出し、それを商品化まで仕上げていきます。品質レベルを高めるために、開発初期の設計段階から多くの電池を試作し、過酷な条件での評価を繰り返すことで品質を確認しています。たとえば、厳しい高温下や低温下など、通常では考えられない条件で電池がどのように変化するか、電池自体の性能を的確に評価します。当社が手掛ける電池を搭載した自動車に乗るお客さまは全世界にいますので、日本にはない酷暑地や寒冷地に至るまで性能的に満足できるようにするのがミッション。私たちが世界基準をリードしているのだという意識を持って業務に取り組み、そのような過酷な条件をクリアした製品を世に出すことが、私たちにとってのやりがいにもつながっています。
- RA:
- 世界レベルの製品を送り出すやりがいの他に、この業務ならではの面白さや醍醐味はございますか?
- 坂本:
- 電池の製品力(性能・品質・コスト)のレベルを左右する材料開発を担当しているため、私たちの発想や考えから全ての開発がスタートします。自分たちの部署で考えた材料・電池の仕様・開発の進め方が、最終的に製品になった時の性能やコスト、品質を左右する点についてもやりがいと言えますね。また、『プリウス』に使われている電池の材料には、私たちが研究段階から開発を担当した多くの材料が使用されているのですが、街で見かけるとつい目で追ってしまいます。このように自分がつくった製品が目に触れる商品に搭載されていることはモチベーションを高められると思います。
- RA:
- 現在も電池の開発に取り組まれている坂本さんですが、10年後どんな世界になっていてほしいとお考えですか?
- 坂本:
- 現在、ハイブリッド自動車用の電池の分野は、日本が世界に先駆け量産化に成功し、市場を牽引しているので、私たちは「どうなっていてほしいか」ではなく、研究開発を通じて「どうしていきたいか」を考えられる立場にあります。これまでの研究において、我が国では多くの優秀な人材が活躍し、同時に若い技術者も育ち、技術データも大量に蓄積されています。この技術力とノウハウを最大限に活かすことでさらなる市場拡大を図りつつ、省エネルギー社会の実現、地球温暖化対策の促進に、貢献し続けたいと考えています。






