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企業インタビュー 次世代リーダーへのメッセージ

2011年10月11日掲載

株式会社ファーストリテイリング

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

(左)上席執行役員 経営執行メンバー ユニクロ アメリカ/ヨーロッパ統括責任者 堂前宣夫

(中)UNIQLO (U.K.) LTD. STORE OPERATIONS DIRECTOR AND HEAD OF STORE OPERATIONS 馬場宏

(右)グローバルコミュニケーション部 海外マーケティングチーム リーダー 松本葵

(左)上席執行役員 経営執行メンバー ユニクロ アメリカ/ヨーロッパ統括責任者 堂前宣夫 (中)UNIQLO (U.K.) LTD. STORE OPERATIONS DIRECTOR AND HEAD OF STORE OPERATIONS 馬場宏 (右)グローバルコミュニケーション部 海外マーケティングチーム リーダー 松本葵

服で世界を幸せにする。その先に真の成功がある

服で世界を幸せにする。その先に真の成功がある
リクルートエージェント(以下 RA):
現在、FR社はどのような局面を迎えたと思われますか?
ファーストリテイリング 堂前 宣夫(以下 堂前):
本格的なグローバル企業に成長するための、草創期を迎えたと思っています。山口県宇部市でビジネスをスタートした私たちも、今日では日本中の皆様に知られるリテーラーになることが出来ました。これまでを成長の第一ステージとするなら、極東の島国から世界No.1を目指そうという今後は、成長の第二ステージといえるでしょう。現在、すでに人材の多国籍化は進んでいますが、これからはそれがさらに進み、流動化も加速します。日本で採用された人が、数年後には欧米やアジアの国々で店長をしている──。そんなことが当たり前の企業であることを、当社の社員は自覚しています。
RA:
今後も成長し続けるためのポイントは何でしょう?
堂前:
今後、多様な国々の人が、FRの仲間として加わってきます。育った環境、価値観、文化などが異なる人々と、同じゴールに向かって協力して働いていくことになっていくのです。このようななかで大切なことは、FR独自の価値観や目指すベクトルを、より明確に示すということだと考えています。私たちは、「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」というステートメントを持っています。服を通じて世界の人々を幸せにし、世の中を良くしていこうと、本気で考えているのです。このような思いを世界の仲間としっかり共有することが、今後も成長し続けるためのポイントではないでしょうか。"人から喜ばれ、社会に貢献したい"という気持ちは、人の心の奥にある普遍的な思い。人種や文化が異なる仲間にも、必ず浸透していくものと確信しています。
RA:
グローバル化が進展する環境の中で、どのような人材が求められているのでしょう?
堂前:
国境という枠組みを超え、世界中をビジネスステージとして考えられる人だと思います。私たちはすでに日本を含む9カ国にユニクロを出店していますが、海外に"進出"しているとは考えていません。現地に住む人々と、店舗を共に"つくり上げる"という思いをもって出店しています。そうした取り組みが認められ、現地の人から"出店してくれてありがとう"と言われるようになった時に、事業は必ず成功するということを、私たちは経験の中から学んできました。これから仲間として加わっていただく人材が活躍する場は、世界中に広がっています。どのような国に行くのであれ、オープンなマインドで現地の人に接することができる人材に期待したいですね。

これからの日本を元気にするのは、一人ひとりのチャレンジ

これからの日本を元気にするのは、一人ひとりのチャレンジ
RA:
現在、どのような業務をされているのですか?
ファーストリテイリング 馬場 宏(以下 馬場):
イギリス国内にある14店舗の営業責任者として、各店舗の経営に携わっており、事業計画の策定と実行、人材の採用や育成など、事業の成長と業績向上に向けてありとあらゆることを行っています。自分の裁量で決めるべきことが多く、常にスピーディーな判断が求められるので、日々の仕事はとてもエキサイティングです。仕事を通じてどんどん経営者としての経験を積むことが出来ていると感じています。
RA:
日本を出て海外で働く中で、新たに気づいたことはありますか?
馬場:
こちらの店舗でスタッフを募集すると、英語を学ぶためにイギリスに滞在している若者が数多く集まります。その中には中国や韓国など、東アジアの人たちも多いのですが、彼、彼女らと接していて感じるのは、驚くほどエネルギッシュだということ。語学やビジネスなど、あらゆることを学んで吸収しようというチャレンジ精神を感じます。それに比べると、日本の若者は少し元気がないように思えてなりません。少子高齢社会が進展し、市場が縮小傾向にあるこれからの日本を活性化するには、ビジネスのステージを海外に求めることが重要になってきます。今後を担う人材にはどんどん海外に出て欲しいと思いますし、勇気を持って何かにチャレンジして欲しいですね。将来の日本を元気にするためにも、若い世代の人たちには大いに期待しています。
RA:
FRの魅力はどんなところだと思われますか?
馬場:
私達の会社は社員である私たちでさえ驚くほどの早い速度で成長していますが、同時に、社内にいる個人には、それを超えるスピードでの成長が求められます。入社して10年経ちましたが、その間、常にやりがい溢れるハイレベルな仕事を課せられ、それを乗り越えることで、自分自身を大きく成長させるということを繰り返してきたように思います。時にはシビアな環境だと感じることもありますが、FRでの仕事を通して得られる楽しさと充実感は、何事にも代えがたいものだと思っています。10年前の私には、イギリスで営業責任者をしている自分の姿は、全く想像出来ていませんでした。これから10年後の自分も、今では想像もできないスケールの仕事に携わっているのかと思うと、本当にワクワクします。

日本人のDNAを持った世界人として、良いものを世界に広めたい

日本人のDNAを持った世界人として、良いものを世界に広めたい
RA:
現在、どのような業務をされているのですか?
ファーストリテイリング 松本 葵(以下 松本):
主な仕事は、『ユニクロ』グローバルキャンペーンの企画とアメリカ、イギリス、フランス3カ国で行うマーケティング活動の実行です。各国で発信する広告表現を、外部のクリエイターとともに作り上げることや、ニューヨーク五番街で新たに立ち上げるグローバル旗艦店のプロジェクトにも携わっています。
ユニクロというブランドが発信する価値観や世界観は、当然、他の競合SPA(アパレル製造小売企業)と比較されますし、世界的にも注目度が高まっています。私たちが発するメッセージが、各国の人たちに驚きを与え、心を動かすことができた時には、この仕事の醍醐味を感じますね。
RA:
ビジネスのグローバル化が進展するなか、今後はどのような人材が求められると思われますか?
松本:
ビジネスに取り組む場がどこであれ、固定概念にとらわれずに、ニュートラルな視点で物事を判断できる人材が必要だと感じています。例えば、当社のヒット商品である『ヒートテック』は、セントラルヒーティングが行届いた欧米では売れないという意見がありました。特にアメリカ、イギリスの現地スタッフからは、そのような意見が多く寄せられていたのですが、ふたを開けてみれば欧米でも十分に大ヒットの可能性を感じました。やはり、良いものは良い。これは世界共通なんですね。もちろん、国や民族、文化、価値観が違えば、売れ行きが異なる商品もあります。しかし、まずは思い込みを取り払って、本質を見極めることが肝要なのではないでしょうか。そのようなニュートラルな視点こそ、国境を越えたビジネスのステージで活躍するための、ポイントだと信じています。
RA:
FRはどんな会社ですか?
松本:
FRは、"世の中の人が、まだ見ぬものを提案できる会社"だと思っています。これまでユニクロは、誰もが楽しめる高品質でリーズナブルな服を提供することで、お客様に受け入れられてきました。またフリースやヒートテック、機能性肌着などの革新的な商品を次々に生み出すことで、新たな市場を切り拓いた実績もあります。社会にまだない価値を常に提供し続けようという熱意は、FRに根付いた企業風土です。何か新しいことにチャレンジした人には、とてもやりがいある環境だと思います。
世界No.1企業を目指すFRは、今後も世界のステージへ、アグレッシブにチャレンジしていきます。私も"日本人のDNAを持った世界人"として、日本発の良いものを、世界中にどんどん紹介していきたいと思っています。

企業情報

株式会社ファーストリテイリング
世界一のアパレル製造小売業グループを目指すファーストリテイリングは1949年に山口県宇部市にて創業された一店舗の紳士服店からスタートした。同社の中核事業である「ユニクロ」が誕生したのは、1984年のこと。以降フリースの爆発的なヒットなどにより、1998年以降は日本を代表するカジュアルブランドとして認知されるようになった。2005年からは、M&Aを積極的にすすめ、フランスの婦人服ブランド「コントワー・デ・コトニエ」、同じくフランスのランジェリーブランド「プリンセス タム・タム」、アメリカのコンテンポラリーブランド「セオリー」などを傘下に加えた。現在、グループ全体の店舗数は世界中で2000店舗を超え、従業員数は40000人以上という、グローバルリテーラーに成長した同社。2020年のグループ売上高5兆円という、高い目標を掲げて、更なる成長を目指している。
社名 株式会社ファーストリテイリング
本社所在地 山口県山口市佐山
設立 1963年5月1日
資本金 102億7,395万円
従業員数 1万1,245名 (2010年2月28日現在)
事業内容 株式又は持分の所有によるグループ全体の事業活動の支配・管理等

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