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3分間ドラッカー「経営学の巨人」の名言・至言

上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ダイヤモンド・オンライン 2010年7月12日掲載

組織の正統性とは現実に世の中に貢献するとき初めて手にすることができる

2010年9月6日

「マネジメント・フロンティア」

「マネジメント・フロンティア」
【絶版】ダイヤモンド社刊
2446円(税込)

「過去100年の間に、重要な社会的機能は、すべてマネジメントをもつ組織に託されるようになった」(『マネジメント・フロンティア』)

ということは、マネジメントが致命的に重要な意味を持つ時代が来たということだった。組織社会にあっては、マネジメントが、財・サービスを生み出すための中核的な社会的機能を担っている。

そのうえ、先進国ではほとんどの人が、なんらかの組織で働くようになった。生活の糧を組織からの収入として手に入れ、成長と成功の機会を組織の中に見出し、社会的な位置を組織における働きによって見定める。

マネジメントは、社会における使命や成果については外部志向でなければならず、一人ひとりの人間に成果を上げさせるための価値観や構造については内部志向でなければならない。

またマネジメントは、医学が単なる科学でないのと同じ意味において科学ではない。マネジメントも医学も実践である。人に働きかけるものである。

もちろん、意図だけでは力に正統性を与えるには不十分である。世の中に貢献せずして、人や資金や資源を使用することは許されない。正統性とは、現実に世の中に貢献するとき、初めて手にすることのできるものである。

「マネジメントは正統性を獲得しなければならない。マネジメントの力は、マネジメントの外にあってマネジメントを超える正統な根拠に根ざさなければならない」(『マネジメント・フロンティア』)

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執筆者プロフィール

上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)

ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。

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