
上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ダイヤモンド・オンライン 2009年8月6日掲載
成果を上げるために貢献に焦点を合わせる
2010年1月25日

「プロフェッショナルの条件」
ダイヤモンド社刊
1,890円(税込)
「成果をあげるには貢献に焦点を合わせなければならない。手元の仕事から顔をあげ、目標に目を向けなければならない。組織の成果に影響を与える貢献は何かを自らに問わなければならない」(『プロフェッショナルの条件』)
貢献に焦点を合わせることこそ、成果を上げる鍵だとドラッカーは言う。仕事の内容、水準、影響力において、あるいは上司、同僚、部下との関係において、さらには会議や報告など日常の業務において、成果を上げる鍵だと言う。
貢献に焦点を合わせることによって、専門分野や限定された分野や部門に対してではなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向けるようになる。
どのような貢献ができるかを自問することは、仕事の可能性を追求することだとも言う。そう考えるならば、多くの仕事において優秀な成績とされているものの多くが、その膨大な貢献の可能性からすればあまりに小さなものであることがわかる。貢献に焦点を合わせるということは、責任をもって成果を上げるということである。
「顔を上に向けることによって、他の人が何を必要とし、何を見、何を理解しているかを理解できる。さらには、組織内の人たちつまり上司、部下、同僚に対し、あなたが組織に貢献するには、私はどのような貢献をしなければならないか、いつ、どのように、どのような形で貢献しなければならないかを聞けるようになる」(『プロフェッショナルの条件』)
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執筆者プロフィール
上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。







