
上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ダイヤモンド・オンライン 2009年10月1日掲載
上司にも得意不得意がある上司の強みを生かし成果をあげよう
2010年1月8日

「経営者の条件」
ダイヤモンド社刊
1890円(税込)
「自らが成果をあげるには、自らの上司の強みを生かさなければならない」(『経営者の条件』)
ドラッカーは、組織とは、強みを成果に結び付け、弱みを無害化するための道具だという。
いかなる者といえども、一人で働いていたのでは強みだけを発揮するわけにはいかない。強みとともに、弱みが出てくる。
したがって、この弱みを、仕事や成果とは関係のない個人的な欠点にし、強みだけを意味あるものとするよう、組織を構築しなければならない。
このことは、上司なる者についてもいえる。
上司にどう対処するかで悩まない者はいない。答えは簡単である。ドラッカーは、成果をあげる者ならばその答えを皆知っているという。
上司の強みを生かすことである。上司もまた人であって、それぞれ得意不得意がある。
上司の強みを生かすには、問題を提示するときも、単に、何が重要かを提示するだけでなく、それをいかなる順序で提示するかが大切である。提示の仕方を間違えば、なにも理解してもらえない。
だが、誰もが、他人のことについては専門家になれる。本人よりもよくわかる。したがって、上司に成果をあげさせることは、かなり簡単なはずである。
「上司も人である。人であれば強みとともに弱みをもつ。上司の強みを強調し、上司が得意なことを行えるようにすることによってのみ、部下たる者も成果をあげることができる」(『経営者の条件』)
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執筆者プロフィール
上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。







