3分間ドラッカー「経営学の巨人」の名言・至言
変化に自らの強みをマッチさせればチャンスになる

すでに起こっていることは何かとの問いに対する答えが、企業や産業にとっての可能性を明らかにする。しかし、その可能性を現実へと転化するには、自らの強みを、そこにマッチさせることができなければならない。(2010年3月8日)
貢献を考えることによって個人も組織も成長する

自らの果たすべき貢献を考える者は、部下が果たすべき貢献についても考える。あなたに期待できることは何かと聞く。こうして本当のコミュニケーションが行なわれるようになる。(2010年3月1日)
カリスマ性でなく真摯さによるリーダーシップ
自ら強力であって、かつ後継者が強力であるという真のリーダーは、一般に信じられている大人物とは、見た目も行動も大きく異なる。カリスマ性なるいかがわしいものとは無縁である。(2010年2月22日)
意思決定は意見からスタートする。初めに意見を持つことを奨励せよ
ドラッカーは、意思決定が正しいものと間違ったものからの選択であることは稀だと言う。せいぜいのところ、かなり正しいものとおそらく間違っているものからの選択である。(2010年2月15日)
あえて変化の先頭に立ちその生み手となる
今日のような乱気流の時代、200年に一度という大転換期においては、変化が常態だとドラッカーは言う。この変化の時代を乗り越える唯一の方法が、あえて変化の先頭に立ち、変化の生み手になることだという。(2010年2月8日)
人の強みではなく弱みに焦点を合わせる者に、マネジメントの資格はない
経営が本気であることを示す決定打は、人事において断固人格的な真摯さを評価することである。リーダーシップが発揮されるのは人格においてであり、人の範となるのも人格においてだからである。(2010年2月1日)
成果を上げるために貢献に焦点を合わせる
貢献に焦点を合わせることこそ、成果を上げる鍵だとドラッカーは言う。仕事の内容、水準、影響力において、あるいは上司、同僚、部下との関係、さらには会議や報告など日常の業務において、成果を上げる鍵だと言う。(2010年1月25日)
自分のキャリアを決めていくのは自分である
第2の人生の用意が必要になるなどということは、誰にも心構えのできていなかった革命的な変化である。既存のいかなる制度も想定していなかった事態である。(2010年1月18日)
上司にも得意不得意がある上司の強みを生かし成果をあげよう
「自らが成果をあげるには、自らの上司の強みを生かさなければならない」(『経営者の条件』)(2010年1月8日)
最初から誰が正しいか何が受け入れられるかで決定してはならない
「決定においては何が正しいかを考えなければならない。やがては妥協が必要になるからこそ、最初から誰が正しいか、何が受け入れられやすいかという観点からスタートしてはならない」(『経営者の条件』)(2009年12月24日)
未来を知ることができる2つの方法
「われわれは未来についてふたつのことしか知らない。ひとつは、未来は知りえない、もうひとつは、未来は今日存在するものとも、今日予測するものとも違うということである」(『創造する経営者』)(2009年12月24日)
自らの得意とする仕事の仕方を知りそれを向上させる
「いかなる仕事の仕方を得意とするかは、強みと同じように重要である。実際には強みよりも重要かもしれない」(『プロフェッショナルの条件』)(2009年12月17日)
事業を知る一歩は「顧客が誰か」を考えることである
「事業は何かを知る第一歩が、顧客は誰かを考えることである。次に、顧客はどこにいるか、顧客はいかに買うか、顧客にいかに到達するかを考えることである」(『現代の経営』)(2009年12月17日)
上司が持つべき唯一の資質は真摯であること
「成功している組織には、あえて人を助けようとせず、人付き合いもよくない上司が必ずいる。愛想が悪くいつも不愉快そうでありながら、だれよりも多くの人たちを教育し育成する人、最も好かれている人よりも尊敬を得ている人がいる。部下と自らに厳しくプロの能力を要求する人がいる」(『現代の経営』)(2009年12月15日)
成果を上げる人は最も重要なことから始めしかも一つに集中する
「成果をあげる秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない」(『プロフェッショナルの条件』)(2009年12月15日)
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執筆者プロフィール
上田惇生(立命館大学客員教授 ドラッカー学会代表)
ものつくり大学名誉教授、立命館大学客員教授、ドラッカー学会代表。1938年生まれ。1961年サウスジョージア大学経営学科留学、1964年慶應義塾大学経済学部卒。経団連会長秘書、国際経済部次長、広報部長、財団法人経済広報センター常務理事、ものつくり大学教授を経て、現職。



