転職ケーススタディ
成功・失敗事例を通じて転職活動を上手に進めるコツをご紹介いたします。
不利な条件をカバーし、第一志望の会社の内定を獲得しました
林さん(27歳) の転職ケース
中堅医療機器メーカーのセールスエンジニア → 大手医療機器メーカーのセールスエンジニア
年収 : 350万円 → 450万円
- 前社での仕事の進め方に不満があった
- やりがいのある仕事にチャレンジしたい
人間性の欠けた職場に嫌気がさし・・・
大学卒業後、2社の医療機器メーカーでセールスエンジニアとして働いてきました。
新卒で入社した会社は、顧客である病院の先生方のニーズを引き出しながら製品の提案を行うという業務スタイルで、僕にとても合っていました。3年で退職したのは、そこの機器が重大な社会的事故を引き起こしてしまい、良心の呵責に耐えられなかったです。それで転職をしたのですが、次に入った会社が全く自分に合っていませんでした。顧客と向き合って販売するのではなく、代理店に一定量出荷できればそれでいいというスタイルだったのです。ひどい時は数字の奪い合いで社員同士が足を引っ張り合うことも…。僕は心を病み、休職。結局わずか1年ほどで辞職してしまいました。
リクルートエージェントに相談にいったのは、離職して半年経ったころでした。僕は、キャリアアドバイザー(CA)さんに、自分がいかにコミュニケーション重視の販売をしてきたかということと、その先駆けである大手医療機器メーカーへの転職を第一志望としたいと熱弁をふるいました。それを聞いてCAさんは、冷静にこう言いました。「分かりました。ただ、キャリアがまだ浅いことと、休職した事実、離職期間の長さは、不利な要素になってしまいます。この点をカバーできるような対策を練っていく必要があります」。
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自分の欠点や弱点をしっかりと認識しましょう
転職活動では、自分の強みを認識し、アピールすることが大切なのはもちろんですが、その一方で、自分の欠点や弱点をしっかり自覚し、それをカバーするための対策を練ることも必要です。具体的には、例えば離職期間が長いなど、企業目線でマイナスに思われるような経歴がある場合は、それを踏まえてもぜひ入社して欲しいと思わせるだけのスキルやキャリアをアピールすることが必要ということです。
弱点をカバーする、アピールポイント抽出

僕は、CAさんから電話でアドバイスをもらいながら、不利になる点をカバーできるようなアピールポイントを抽出し、それを書類や面接で表現できるようにしていきました。
CAさんには、「あなたには専門的な知識とそれに基づいた折衝力があるので、そこを重点的にアピールしていきましょう」と言われていたので、そのことが具体的に伝わるようなエピソードの抽出に注力しました。また、僕の欠点としては、熱く語りすぎるということもあるようで、CAさんからは「理想に燃える情熱があるのは良いですが、それをそのまま出すと、相手はあなたと距離を置いてしまうかもしれません。抑制して話すことに留意しましょう」と諭され、そこも改めるように努力しました。
実は第一志望を受ける前に、複数社に応募していました。それぞれの面接で練習通り自己PRができたと思ったのですが、結果はどれも不合格。やはり、休職していたことやその後の離職期間の長さが印象を悪くしたようです。第一志望ではなかったにせよ、やはり落ち込みました。ただ、CAさんがポジティブな方で「いい勉強ができましたね、気にしない、気にしない」という感じに、いつも明るく励ましてくれたことで、とても救われました。
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ポジティブな姿勢が大切です
書類や面接で落ちてしまうと、程度の差はあれマイナスの感情を抱きます。しかし、落胆したままの状態で次の会社の活動を行うのは、絶対に避けるべき。というのも、次の面接担当者とは初対面なのに、そこで前の失敗の影を見せてしまうことでマイナスポイントとなり、強みや魅力を最大限アピールできなくなってしまうのです。残念な結果でも、気持ちを切り替えるのが成功の秘訣といえるでしょう。
ついに、第一志望の会社で内定
そして、ついに第一志望の会社の面接。これは、なかなか感慨深いものとなりました。
僕はこの日、自分の思い通りにアピールできたことだけでなく、面接官の方々のおっしゃった理念や考え方に共感し、大きな感動を覚えたのです。それは「医療機器は人のためのもの。人への思いなくしてこの仕事は成り立たない」という主旨でした。まさに僕が目指す方向が、この会社にはある。僕は、ここで働かなくてはならない。そう確信したものです。
僕の感動と思い入れが、どれだけ面接官の方々に伝わったかはわかりません。ただ、熱意や考え方の部分で、評価いただけるポイントがあったのでしょう。なんとか内定をいただくことができました。
入社してからも、この会社の理念に沿った仕事の進め方が、僕の仕事へのモチベーションを高め続けています。前にCAさんからあまり情熱的になりすぎるとダメと言われたことがありましたが、今、それをどう抑制していいのか分からないくらい熱意でいっぱいの自分がいます。
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