

リクルーティングアドバイザー(RA)として入社した新入社員は、基本的に一年目は新規のお客様を開拓することになる。すでに取引があり、リクルートエージェントのサービスに対してニーズを感じているお客様とは異なり、ビジネスをゼロから提案していく新規開拓の仕事を、厳しいと感じる新入社員は少なくない。しかし梅田はこの新規開拓の仕事が、とても楽しかったという。すでに先輩が耕した土地に種を蒔き、収穫するよりも、自ら未開の大地を切り拓く方にやりがいを感じる。自分はそういうタイプの人間であると、梅田は考えている。そんな彼女が大学生の頃に、将来の仕事を決める際の基準にしていたのが、“自分が介在することで、人が笑顔になる仕事”であるか否か。「この会社なら!」とみ込んで入社したリクルートエージェントで、彼女は自分の思いを叶えられる仕事とめぐり合うことになった。
営業に赴くための企業を探している時のこと。梅田はネット上で気になる企業を見つけた。学生の頃に大好きだったカフェを運営している企業の情報が、偶然、目に飛び込んできたのだ。
「あれだけ素敵なカフェを作った会社の社長に会ってみたい」。自分がよく通ったカフェ以外にも、5店舗を経営しているA社に、顧客の心を惹きつけるセンスと将来性を感じた彼女は、すぐにその会社に連絡をすることにした。しかし社長は多忙でなかなかつかまらない。それから毎日電話をかけ続け、やっと社長と話ができたのは3週間後。梅田の熱意が通じ、後日、社長が時間を空けてくれることになった。
「最初の打ち合わせの時の話題は、求人の話よりもカフェの話がほとんど。社長のカフェへのこだわりを聞いたり、ユーザーとしての感想をお伝えしたり、それだけで盛り上がってしまいました。」そう話す梅田。その時点では、A社は人を採用する予定は一切なかった。だがその打合せで、梅田は貴重な情報を入手する。A社が広告部門を独立させ、リアルプロモーションを仕掛けるショップを立ち上げたということがわかったのだ。そのショップでは様々な商品のサンプルを店頭に置き、来店者へのプロモーションやキャンペーンを行うのだという。以前からリアルプロモーションというビジネスに将来性を感じていた梅田は、そこに商機を見出す。人材採用の話を切り出し、リアルプロモーションの事業を伸ばしていける人材について、熱意をもって語りかけた。最初はあまり乗り気ではなかった社長も、次第に身を乗り出してくる。「手応えあり」。その後、梅田は社内のキャリアアドバイザー(CA)と一緒に人材を探し、適当だと思う人材をA社社長に提案し続けた。「良い人材であればぜひ採用したい」と、社長も本気になっている。梅田は面接にもすべて同席し、顧客の視点になって人材探しをお手伝いした。
約1カ月後、ついに誰もが納得できる人材が見つかった。当時のA社は社員が9人。その規模の企業が人材を採用するのは大きな投資だが、それを決断させるだけの人材が現れたのだ。
その後、A社に内定した人材と梅田は、新店舗オープンの際のレセプションに招かれた。その会場でA社社長は、満足げな表情で梅田に語りかける。「数年後、会社が大きくなったらまた一緒に仕事をしましょう」。内定が決まった人材も、希望どおりの転職を果たして喜んでいる。“自分が介在することで、人をハッピーにする”。梅田がそれを実感できた瞬間だった。

お客様と深く、密に関わって、その方が喜ぶ顔を見たい。私はいつもそう考えて仕事に取り組んでいます。A社さんの仕事では、そんな自分の熱意がお客様に伝わり、お役に立つことができました。今後も自分のお客様に喜んでいただくために、頑張りたいと思っていますが、より多くのお客様に喜んでいただくには、今の自分に足りない知識やスキルを、さらに貪欲に身につけていく必要があると感じています。そのために必要なのは、もっと周囲を巻き込んで、先輩方の力や知恵を借りること。リクルートエージェントがもつ知見をフルに活用して、お客様のお役に立ちたいと考えています。
リクルートエージェントには、とても個性的で、熱意あふれる先輩たちがたくさん集まっており、自分から聞けば親身にアドバイスしてくれます。ビジネスパーソンとして短期間で成長したい人にはチャレンジングで、刺激的な環境だと思います。